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Swift:国際金融決済システム

国際標準の金融インフラである
巨大なネットワークシステムを知る

Chapter04Swiftの今後

Swiftはどのように変化していくか

1973年に設立されて以来、Swiftは時代の変化に対応しながら
金融機関の要請に応えるべくサービスを革新させてきた。
近年、経済はますますグローバル化し、テクノロジーが加速度的に発展していく中で、
Swiftは未来に向けて、どのように変化していくのだろう。

Swiftの近年の動き

2017
  • SwiftNet/Alliance 7.2 製品リリース
  • Swift gpi 稼働
  • FIN Renewal 完了
  • Swift ISAC 始動
2018
  • ISO20022 移行構想 発表
  • Payment Controls サービス開始
  • SwiftNet Instant 稼働
2019
  • クラウド戦略 発表
  • Basic Tracker リリース
2020
  • FINplus 稼働
  • 初の Digital Sibos 開催
2021
  • Swift Go 提供開始
  • TM段階的アクティベーション計画 発表
2022
  • パブリック・クラウド接続 提供開始

Point

テクノロジーの発展とともにSwift gpiSwift Goが登場し、
課題とされてきたスピード化低コスト化が進んでいる。

このような流れから、今後、Swiftはどのような方向へと発展し、
クロスボーダー決済はどのように変わっていくのだろうか?

  • 1小口ユーザー向け国際送金サービスにも注力

    Swift Goが登場したように小口のクロスボーダー送金に特化したサービスも始まっていることから、同様のサービスが充実していくことが予想される。実際、Swift以外のフィンテック企業による小口決済のサービスの利用率は年々高まっており、これまでSwiftを使ってきた銀行のニーズも、そういったサービスに対応すべきという機運が高まっている。

  • 2APIによるSwiftサービスへの接続を推進

    これまでSwiftのシステム構成は縦列的(バックオフィス→ミドルウェア→Swift接続機器→Swiftネットワーク)だったものが、API(Application Programming Interface)を活用することで様々なシステムから直接的にSwiftネットワークに接続できるようになる。SWIFT gpi、Alliance Cloud等へのアクセスに対して提供機能が徐々に広まってきている。

  • 3クラウドを利用したSwiftサービスへの接続を拡大

    中規模ユーザーにAlliance Cloudの販売が拡大されたことにより、SwiftNet接続の選択肢が広がる。さらにはパブリッククラウド(Amazon Web Service、Microsoft Azure、Google Cloud)からのSwiftNet接続もできるようになってきており、徐々にSwift接続用のハードウェアを必要としない構成も現実的になってきている。

つまり、サービスや接続形態の多様化によって
Swiftの活用は更に拡がっていく。
そしてユーザーのニーズに合わせて
即時性が高まっていく未来が予測できる。

同時に、Swiftパートナーであるルウィーブは、
今後も利便性だけでなく、安全性を高いレベルで提供していくために、
Swiftと緊密な連携をとり、より良いサービスの提供実現に向けて
努力していくことが求められている。