仲間の信念に
全力で応えられる
上司でありたい

イタリアにルーツを持つという
バックボーンに憧れて
入社。

大学の理工学部を卒業後、新卒で当時のNTTデータジェトロニクス（旧社名）にシステムエンジニアとして入社しました。

私が当社に入社を決めたのは、一言で言うと「社風」です。「イタリアにルーツを持つ外資系で働くなんてカッコいいよね」と、大学4年生の私にはそれだけで十分刺さるものがありました。また、今の大学生は会社のことをしっかり勉強して入社してきますが、当時の私はシステムエンジニアとして、当社でどう働くかというところまで具体的にイメージできていませんでした。どちらかというと人事の方や先輩社員と話した時のフランクな印象が自分に合ってそうだと、直感を信じて入社しました。あっという間に20年近くが経ち、今もこうして働いているということは、その決断は間違っていなかったことの証でしょうね。

幅広い経験を経て、
ジェネラリスト系システムエンジニアへ。

システムエンジニアとして入社してからは、テスターとして仕事への理解を深め、リーダー、プロジェクトマネージャ、統括マネージャなどを務め、顧客対応からプロジェクト管理まで幅広い仕事を経験してきました。当社におけるシステムエンジニアのキャリアは、技術を極めるスペシャリストと幅広い知見で全体を統括するジェネラリストの２つに分けることができます。私の場合は後者です。今は、部長として大手金融機関のシステム保守、開発、新規案件提案の推進、担当する大手金融機関と日本銀行をつなぐネットワークの構築など、部の仕事全体のマネジメントを行なっています。

ちなみに大手金融機関のシステムには、ATMのような生活者に直接影響するものもあれば、内側で機能するようなものもあります。当社はAML（マネー・ローンダリング対策）システムに強みを持っていますが、当部が担当しているのは貿易系のAMLシステムです。何かを輸入する時に、適正な価格で取引されているか、不正なお金の流れを検知するようなシステムを扱っています。

今の仕事の進め方では、
いつか無理がくる。

人をマネジメントする立場になり、考え方も随分変わってきました。リーダーやプロジェクトマネージャの頃は、仕事をいかに効率的に終わらせるか、自分中心に物事を考え、チームのメンバーにも無理を強いていたように思います。そのやり方で結果は出していたのですが、ふと立ち止まって考えた時に「今の仕事のやり方は効率的なのか？」と思い始めました。人生の多くの時間を仕事に費やすことを考えたら、このやり方は、チームはもちろん、自分自身にもいつか無理がくると感じました。

以来、考え方を改めて、チームのメンバーのことをもっと深く知ろうと、雑談なども含めて日々の会話を増やしたり、行動に対して褒めたり、感謝したりするようになりました。しばらくして、話しやすい雰囲気の部署であることをメンバーから告げられたときは嬉しかったですね。Google社が調査した「心理的安全性」にもあるように、生産性の高いチームは、ミスを責めない、どんなことでも言い合える関係ができていますよね。そういったチームづくりをどんどん進めたいと思っています。

自分らしく仕事と向き合える
そんな環境を提供したい。

これから、たくさんの人と出会い、チームの仲間として一緒に仕事をしていくことになると思います。新卒であれば経験を積んでもらい、キャリア採用であればその人の強みを把握して、ポテンシャルを発揮できるような環境を提供できればと考えています。ポジションが人を育てるとはよく言いますが、今の実力より少し高みを目指すくらいで頑張ってほしいです。

また、当社は風通しの良さは言うまでもなく、事業部、部署ごとにいろいろなカラーがあるのも魅力です。私のチームでは日々のコミュニケーションで目指す方向を共有しながら、自分らしく仕事をしてほしいと思っています。誤解を恐れずに言うなら、自分がこうだと思ったら上司を説得してやり切るくらいの信念を持ってほしいです。私もその想いに全力で応えられる上司でありたいと思います。

当社は今、金融分野だけでなく、いろいろな分野・技術に挑戦していこうとしている真っ只中にいます。そんな変革の時期に、さまざまなアプローチで同じゴールを目指して前に歩んでいける仲間が増えると嬉しいですね。