クオンツ
金融市場ビジネスにおける
数理のスペシャリストについて知る
Chapter01クオンツが手掛ける仕事とは?
クオンツとは?
クオンツとは、正式にはクオンツアナリスト(Quants Analyst)と呼ばれる人材だ。
高度な数理的知識とプログラミングスキルを駆使して、
データ分析、アルゴリズムの開発、金融商品のプライシングモデル開発などを行い、
リスク管理や金融商品開発、投資戦略サポートなどを手掛ける。

クオンツが活躍する場(組織)
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銀行
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証券会社
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ITベンダー
クオンツが活躍する場は、主に銀行や証券会社などの金融業界、あるいは
NTTデータ ルウィーブのような金融系ITソリューションを手掛けるベンダーなどさまざまだ。
不確実な金融経済においてつぶさな分析で意思決定をサポートする、
金融機関の頭脳的役割を担っているとも言われる。
特に金融機関のリスク管理が高度化、厳格化している昨今、
経営状況を鑑みてどこまで逆風に耐えられるか、
商品設計においてどこまでリスクを取った経営が許されるなど、
数学的な見知から未来のシナリオをシミュレーションできるクオンツの存在感は高まっている。
多様化が始まっているクオンツの役割
現在は金融業界を中心に活躍しているクオンツではあるが、
その高度な専門能力は、さまざまな分野・領域への展開が期待されている。
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進化するAI活用
AIと機械学習を活用した市場データの分析、
予測モデルの構築、取引戦略の最適化などはすでに行われている。
今後はAIが自動でトレーディングするような仕組みも考えられるが、
そこにはクオンツによる支援が不可欠である。 -
他分野への進出
エネルギー市場、不動産、ヘルスケアなど、
新たな分野においてクオンツの知識とスキルが
求められるようになってくる。 -
規制への適合モデル開発
金融規制が厳格化する中で、クオンツは
コンプライアンスに関する専門知識を強化し、規制に適合するための
モデルやシステムを開発する役割が増える可能性がある。