vol.02
中途キャリアパスキャリア入社の挑戦編
CAREER PATH統括マネージャー
2010中途入社T.ITO
自己実現のために
10年間勤務した
企業から転職。
当社に入社したのは2010年です。それまでは証券会社に10年間勤め、ビジネスプランの策定や中期経営計画の草案作成などを担当していました。自社で新たなソリューションを考え、投資をして、開発を行っていくことに魅力を感じて仕事をしていたのですが、転機が訪れたのは2008年のリーマンショックでした。時代が大きく変わり、会社の進むべき方向性が私の望むキャリアとは異なってきたのです。
当社の存在を知ったのは、Sibos(SWIFT International Banking Operations Seminar)というカンファレンスに参加した時です。世界各国のマーケットインフラや金融機関が集まるこのイベントに、当時日本のITベンダーとして唯一ブースを出展しており、国内のみならず海外の業界動向にもアンテナを立てている会社ということで印象に残っていました。この会社なら私の知的好奇心を満たし、これまで取り組んできたキャリアを継続できると考え、入社を決意しました。
自分を高めながら、
やりたい仕事ができている。
現在は金融部門でアンチマネーロンダリング(AML)に関する動向調査や企画を行うチームに所属し、そこで統括マネージャーとして働いています。マネーロンダリングとテロリストファイナンシングは、反社会的勢力やテロ組織の活動資金になる恐れがあるため国際的な問題となっており、その手口も年々巧妙になっています。私たちの役割としては、それらを防ぐために、その実態を把握しながら、お客様である金融機関のリスク内容に応じたソリューションをご提供することです。また、海外で新たなソリューションを提供しているベンダーの動向にも注視し、そのソリューションが優れたものであれば協業の検討を行い、お客様に新規企画提案を行うのも私たちの仕事です。
この業界はコンプライアンスが厳しく、ガイドラインが改正された際には、システム側でやるべきことも増えていきます。アンチマネーロンダリング(AML)における今の国内外の動向を把握しながら、どのようなソリューションを提供していくべきかといったソリューション企画業務は、私がまさにやりたかった仕事と一致しています。また、入社してから驚いたことですが、当社は要所要所に造詣の深いスペシャリストが在籍しています。そうした社員から学ぶことがとても多く、自分自身を高めながら希望していたキャリアを描けていると思います。
世の中の変化に対応できる
仕事のやり方を。
以前、とある外資系金融機関にて、提案も開発成果物・保守もすべて英語対応で、契約やコンプライアンスの面でも厳しいシステム選定コンペがありました。その際に、私が社内で「海外のスタンダードにも対応できるようになるべきだ」という主張をしたことで、私に賛同してくれる社員も現れ、挑戦が認められたことがありました。
そのコンペには無事勝利することができたのですが、その時、当社は新卒社員、中途社員関係なく、強い信念を持って主張し、会社としての環境が整っていれば挑戦を認めてくれるということを感じました。
今の世の中は変化が早いので過去のキャリアに固執せず、とはいえ自分自身は何がやりたいのかという信念は貫きながら、しなやかに挑戦していきたいと思っています。そうすれば、おのずと自分ができることの幅は広がっていくはずですし、これから起こる世の中の変化にも対応しやすくなると思います。もちろん、肩書きとしてのキャリアも付いてくるのではないでしょうか。
中途社員10年目のCAREER PATH
1年目
金融ソリューション営業部にて外資系金融機関の営業を担当。
4年目
次期決済システム推進室にて証券保管振替機構との接続システムの企画などを行う。
7年目
金融システム事業部にて海外ベンダーとの折衝、自身のアイデアの特許出願などを担当。
9年目
金融ソリューション企画部にてアンチマネーロンダリングに関する調査、ソリューション企画を行う。
Career Goals中途社員の目線
転職を考えている方にとっての不安要素は、仕事内容以外に、自分がその組織に馴染めるかということではないでしょうか。正直なところをお話しすると、私が転職した10年前の当社は中途社員に対して放任な面があり、会社に馴染むまで苦労をしました。ただ、今は私のチームでも中途社員が半分以上と、キャリア入社の比率は高く、転職されてきた方へのフォローも手厚くなっています。当社でやりたいことがある方は、ぜひ入社いただき、その能力を存分に発揮していただきたいですね。