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vol.02

LUWEAVE-ISM

SPECIAL CROSS TALK

GRCソリューション領域での
トップランナーを目指して

2022年にPaymentソリューション事業部内に新設されたGRC推進部。
金融系システム開発の色が濃いNTTデータ ルウィーブにおいて新たな顔になる可能性を秘めています。
今回は当部署の副事業部長、ソリューション営業、エンジニアの3人に登場してもらい
「GRCとは何か?」というところから深堀りしました。

メンバー

MEMBERS
  • 2020年入社
    副事業部長

    K.URA

    Paymentソリューション事業部において新規ソリューションを企画・推進。GRC推進部では、RSA社のトップマネジメント層とのリレーションシップ構築などを行う。

  • 2015年入社
    ソリューション営業

    K.IMAGAMA

    GRC導入を提案する際、RSA Security Japanと共同チームを組成した際のNTTデータ ルウィーブ側の窓口として活躍。既存顧客対応、お問い合わせをいただいたお客様への提案などを行う。

  • 2021年入社
    システムエンジニア

    H.YOSHIZAWA

    新卒で当部署に配属され、システムエンジニアとしてGRC管理システムの設計、構築、テストなどに携わる。2年目にして携わった案件は4つで、一連のプロジェクトの流れの中でさまざまな経験を積んでいる。

グローバルトップベンダーとタッグを組み、
日本のマーケットを開拓

GRCソリューションという言葉はあまり聞き馴染みがありませんが、どういうものでしょうか?

K.UGRCソリューションのGRCとは、Governance(ガバナンス)・Risk(リスク)・Compliance(コンプライアンス)の頭文字をとった略語のことです。昨今の企業経営では、コンプライアンスに基づいた営業活動が求められていることはもちろん、問題が起こった時には、いかに迅速かつ適切に対応するかリスク管理も非常に重要視されています。そういったコンプライアンス、リスク管理を統制するためにガバナンスが設けられており、従来は各企業が自社のやり方でこれらを管理してきました。しかし、現場で起こった情報などが経営層に行き届くまでに時間がかかってしまう、あるいは情報が分かりづらく把握に時間がかかり、対応に遅れが出てしまうという課題があります。企業規模が大きくなったり、グローバル化したりすると、なおさら管理は行き届きにくくなりがちですので、こうした情報を可視化することで、スピーディーかつ正確に情報を共有し、意思決定のスピードを早めるサポートをするのがGRCソリューションです。

K.IGRCソリューションが日本企業でも浸透してきたのが2016年頃で、NTTデータ ルウィーブもその頃から参入し、2021年にはGRC推進部が新設されました。当社はワンタイムパスワード世界シェアno.1である米国のRSA社と日本で唯一のプレミアム・パートナーであり、同社のArcher(アーチャー)というパッケージ製品を提供しています。Archerは多くのグローバル企業に採用されているという実績があります。

K.U当社は、そんな世界のGRCソリューションをリードするRSA社と非常に強いリレーションシップを築いており、タッグを組んで日本のマーケットを開拓しています。先頃アメリカで行われたRSA社のグローバルサミットでもArcher部門のトップと面談を行い、「今後もより強固な関係を築いていきましょう」とお互いに確認を行なったところです。

お客様に寄り添うという、
ルウィーブのカルチャー
そこを全うすれば結果はついてくる。

RSA社のGRCソリューション製品であるArcherを日本企業に導入していく中で、皆さんはどのような役割で仕事をされているのですか?

K.I私はソリューション営業をしています。営業と言っても企業を訪問して売り込みをかけるというものではなく、RSA社がハイタッチセールスして案件が具体化してきたものを、NTTデータ ルウィーブ側の窓口としてどのように導入していくか、全体をハンドリングするような役割です。例えばRFP(提案依頼書)が出てきたものに対して、機能、スケジュール、費用感などをどのように提案すべきかを検討しています。依頼はコンペになることが多く、何十社も競合していることがありますが、そんな競争率の激しいコンペの中でも高い勝率をキープしているので、営業としてはとてもやりがいを感じていますね。

K.U高い勝率を誇っているのにはいくつかの理由があります。そのひとつが当社のコーポレートカルチャーにあると思っています。GRC推進部に限らず、当社はお客様に寄り添うことを大切にしています。RFPに書かれていることの実現性を提案することはもちろんですが、できないことはできませんと正直に申し上げますし、課題の裏側に隠れた問題もあるのでそこを解消すべきなど、GRCパッケージの導入をゴールとするのではなく、本当に必要なものをお客様の立場になって考えること、導入後に快適に活用いただけることを目的に提案しています。また、RSA社と一体になって提案するという部分、さらにはメガバンクの決済システムを支援してきたという実績にも安心感を持っていただいていると感じています。

実はGRCソリューション事業は、軌道に乗るまでに少し時間がかかったそうですね。

K.Iはい、想定外の長さでした。2016年に1件だけお客様から引き合いがあったことが、このビジネスを始めるきっかけになりました。しかし、「GRCがこれからくるぞ」という気運が高まっていたにも関わらず、予想に反して日本市場では一過性に終わり、そこからしばらくは1年に1案件というスローペースが続いていました。GRC推進部の立ち上げメンバーはこの期間のことを「部活動」と称して、本来自分たちが持っていた仕事と平行してコツコツと活動していました。

K.U事業部的には「GRCソリューションをこれからどうすべきか」と思案していたタイミングで、2021年に案件が増え始め、ようやく波がきたという感じですね。1年に1案件だったものが、3案件4案件となり、事業化に漕ぎ着けました。人員も一気に増やし、RSA社とのリレーション強化も図るなど、当社の新規ソリューションの主軸を目指す方針に完全に舵を切りました。その流れで入ったのがH.Yさんだよね。

H.Yはい。2021年に入社して、新人研修修了後に当部署に配属され、現在はArcher導入の際のシステムエンジニアとして働いています。就職活動中にNTTデータ ルウィーブの事業については一通り調べて把握していたつもりですが、当社のGRCソリューション事業は軌道に乗ってきたばかりの段階だったので、当部署については全く聞いたことがありませんでした。ArcherやGRCについての知識が何もない状態からのスタートでしたが、Archerはノーコード開発で、プログラミング経験の有無は特に重要視されず、Archerという製品について勉強するところから始まりました。そんな中でも日々次から次へと新しい案件の話を耳にし、自分が配属された部署は今勢いづいてきているところらしい、という実感はありました。

K.UH.Yさんが言うようにArcherは、JavaやC++などのプログラミング言語を知らなくてもできるので、経験の少ない新入社員も戦力化しやすいのが特徴でもありますね。彼女は7月に配属されて、11月には開発に携わっています。これは、他の新入社員と比較をしてもかなりスピーディーで、経験を積みたい若手には魅力的かもしれませんね。

高品質なGRCパッケージを提供することは
日本企業の信頼向上にもつながる

GRCソリューションという仕事に対してどのような面白さ、やりがいを感じますか?

H.Y主観的な話になりますが、GRCは、とても壮大なソリューションで、最初はとても自分の想像が及ぶようなものではないと感じていました。でも実際に開発をしていると、例えばUSBメモリを外で無くしてしまったり、パソコンを落として壊してしまったり、そういったことも企業がGRCソリューションで管理するリスクの一つに挙げられています。最近は業務の中でそういう身近なポイントに気づくことが増えてきて、意外と面白いソリューションだと感じるようになってきました。

K.I私がGRCソリューションに感じている魅力は、さまざまな業種のお客様からの引き合いが多いことです。これまで仕事の中で接する機会のなかったお客様と接点を持ち、どのようなユースケースを望んでいるのか、と想像する機会も増えました。

H.Yそうですね。当社の他部署の仕事と比べると、短いスパンで金融関係に限らずさまざまなプロジェクトに携われるので、GRCソリューションを通していろいろな業界を知ることができる点もモチベーションになっています。

K.U2人が言うように、GRCソリューションを提供するのは、当社がこれまで主なお客様としてきた金融機関だけではありません。製造業、非製造業、サービス業など、幅広い業種のお客様とお仕事をさせていただけるのは、自らの経験にもなりますし、NTTデータ ルウィーブにとってもプラスになると考えています。また、面白さ、やりがいについて社会的意義の観点から考えると、日本企業の信頼性アップにも寄与できる重要な仕事だと考えています。大手企業はパワハラや、過重労働などがひとたびニュースになると、信頼は大きく失墜して企業価値を下げることになりかねません。海外へ輸出している企業などであれば、検査不正などが明るみになった場合にその企業はもちろん、日本企業全体の信頼を損なう事態にまで発展する可能性すらあります。GRCソリューションはそういった事態を未然に防ぎ、影響を最小化することを目的にしているものですので、非常に意義深いものではないでしょうか。

GRCソリューションの仕事を通じて成長できている部分や、これから挑戦したいことなどがあればお聞かせください。

H.Y今、案件を通じて仕事についてたくさんのことを吸収しているので、そのすべてが成長につながっていると感じています。今後は、Archerの知識をつけると同時に、プロジェクトの中でどのような設計資料をつくればよいか、どのように構築していけば合理的かなど、プロジェクトの進め方や顧客の業務への理解を深め、開発と営業を行き来できるような人材になりたいと思っています。

K.Iソリューション営業は、自分の裁量で進められる部分が多く、いい意味でたくさんの仕事を任せてもらえます。お客様の業種も、求められていることもそれぞれですので、ゼロベースからの挑戦であり、主体的に動かなければならないことも多いため、成長につながる機会が多いと思います。今後の目標としては、多くのお客様にArcherをご利用いただくことが目標です。当社はAMLや決済系システムでトップシェアを誇っていますが、GRC領域でのトップランナーになることを目指して頑張りたいと思っています。

K.U私は若い2人と比べて成長曲線も緩やかです(笑)。前職では銀行系のシステム開発に長年携わってきましたが、今はPaymentソリューション事業部のGRC推進部担当副事業部長として営業と開発の両面を見ています。どのような提案で仕事を増やしていくかなど、K.Iさんの言うトップランナーになるための方針を、営業的な観点で考えるのは私にとっても初めての経験ですので、とても新鮮です。また、GRC推進部は営業と開発の連携がスムーズで、縦の関係も風通しが良く、まさにワンチームになっています。今後は若い人が活躍することが、部の発展にもつながり、顧客満足度の高い仕事につながると思いますので、その環境づくりにも力を入れていきたいですね。

※RSAおよびArcherは、米国RSA Security LLC 又はその関連会社の商標又は登録商標です。

AMLシステム市場の約5割
(2022年12月現在、当社調べ)

LUWEAVE-ISM 02

GRCソリューション領域でのトップランナーを目指して

── 高い志を胸に抱き、チームワークを大切にしながら自分を磨き、成長していく。そして仕事を通じてお客様と社会に貢献する。対談を通して見えてきた社員達のそんな姿勢は、「ルウィーブ-イズム」と呼ぶにふさわしいもの。そして、社員一人ひとりのルウィーブ-イズムは当社の掲げる5つのクレド(信条)に深く根ざしています。

OUR CREDO

志を高くもち続けることは、簡単なことではありません。情熱的であった志も、本人が気付かないうちに、日々の仕事に忙殺され、少しずつ失われることも少なくありません。何かを達成したら、そこに満足し安住したい気持ちもあるでしょう。しかし、何かを成し遂げたら、本当は次の目的が見えてくるはずです。
「aim」という単語には「照準をあてる」という意味があります。何かを達成したら、次の目標に照準をあてる。「Aiming high」とは、その繰り返しです。
私たちは、つねに高い目標を自ら掲げ、ICT業界の枠を超える独自の価値を創造し、お客さまや社会に貢献します。

「truth」という単語は「真実」を意味します。ビジネスの場面では、競争のステージが変化し、真実の定義が変わる場合もあります。本質を追求し続けることが、ビジネスにおける「真実」です。
本質を追求することは、簡単なことではありません。過去の習慣、上下関係、技術常識などさまざまな慣習の壁に阻まれ、本質が見えなくなる場合がしばしばあります。また、本質を共有するためには、慣習の壁を打ち破る論理や、伝える勇気も必要です。腹を割った議論が必要な場合もあります。
私たちは、慣習の壁にとらわれず、何が大切なのかを感じ、考え抜き、共有することで、つねに本質を追求します。

私たちは、これまでの歴史の中で、社会のニーズを感じ取り、新しい価値を創造し続けてきました。他社が目を付けていなかった事業領域で成功を収め、新しい価値を社会に提供してきました。自由闊達な風土と、リスクを共有する勇気が、それを支えてきました。
「first」という単語は「最初に」を意味します。最初に何かを行うことは、それ自体に意味があります。誰よりも先に考え行動し、最初に何かを成し遂げた者にしか得ることのできない、貴重な価値があります。
私たちは、ニーズを感じ取り、つねに他社に先駆ける価値を創造することで、ICT業界の先駆者として時代を牽引します。

あきらめることは、いつも簡単なことです。あきらめた瞬間に、さまざまな言い訳や慰めの言葉が、自らの「あきらめ」を正当化してくれます。あきらめないことは、困難と勇気を伴います。あきらめないことで、揶揄されることがあるかもしれません。
しかし、なすべきことにこだわり、あきらめないことで、私たちは成長することができます。あきらめないことで、独創的な価値を創造したり、お客さまの期待に応え、さらに期待を超える品質を提供することができます。
私たちは、お客さまをはじめ、相手に与えた期待値を超えるまで、あるいは自らの考えやアイディアが相手に伝わるまでは、決してあきらめず、こだわり抜きます。

「One family」は、私たちが、日本オリベッティとして事業活動を行っていた時代から、私たちの中に永く培われてきた大切な精神の一つです。私たちの先人は、「One family」の精神をもって、あらゆる困難に立ち向かい、新しい価値を創造してきました。その精神はいまでも、私たちの誇りです。
「family」という単語は「家族」を意味します。一つの家族のような強い絆や団結力は、組織としての強い力であり、企業が成長していく糧となり得ます。
私たちは、これからも「One family」の精神を大切に継承し、目的を共有し、助けあい、成長していきます。