>NTTデータ ルウィーブ株式会社の採用情報サイト

採用サイト

vol.07

LUWEAVE-ISM

SPECIAL CROSS TALK

JAグループの伴走者として
食と農、地方創生に貢献

ロングターム・リレーションシップ。
まさにその言葉通り、ルウィーブは50年以上にわたってJAグループにシステム提案や各種機器のメンテナンスなど
地域密着でソリューションを提供してきました。
食と農を基軸に地域に根差したJAグループは地方創生の重要な役割を担う存在。
仕事を通じて地域の発展を目指す3人にBS(ビジネスソリューション)事業本部の特徴、今後のビジョンについて聞きました。

メンバー

MEMBERS
  • 2003年入社
    開発部長

    S.SUZUKI

    金融事業部のシステムエンジニアとして決済系ISO20022対応の企画および調査や、大手金融向け決済システム等、様々なプロジェクトを担当。2023年にBS事業本部に異動し、ソフトウェア開発に携わる。

  • 2015年入社
    営業部長

    K.SAITO

    実家が東北で農業を営んでおり、地域のチカラになりたいと2015年にUターン転職。現在はBS事業本部 東北事業所東北営業部の営業部長として宮城県を担当。地方創生に対する想いは熱い。

  • 2017年入社
    カスタマーエンジニア

    S.YOSHIZAWA

    入社後、BS事業本部 関東事業所 関東フィールドサービス部 埼玉サービスセンター(現・埼玉事業所 埼玉フィールドサービス部)に配属。埼玉に点在する各支店ともっとも密にコミュニケーションを取る、いわば「ルウィーブの顔」。現在は首都圏フィールドサービス2部に異動。

事業所を拠点に
各地域のJAのシステムをきめ細やかにサポート

最初にJAとルウィーブとの関係について教えてください。

S.Sまず、JAという組織について説明すると、農業に携わっている方々を中心に全国に組織がある共同組合です。あくまで組合員である農家の皆様の生活を守ることが目的で、利益を追求する組織ではありません。地域に根差して組合員をサポートする各市町村のJAの他、都道府県単位や全国でまとまった連合会や中央会といった組織もあり、それぞれが連携することでより効率的に事業を展開しており、JA・連合会・中央会・関係団体を合わせてJAグループと言います。当社とは、前身である日本オリベッティ時代から50年以上のお付き合いになります。当社は、当初、計算機などを販売していましたが、徐々にソリューションを提供するようになりました。

K.SJAには大きく「営農事業」「経済事業」「信用事業」「共済事業」と4つの事業があるのですが、ルウィーブとの関わりが特に強いのが、金融サービスを扱う信用事業です。たとえば、JAの勘定系システム※1と店舗をつなぐ専用端末の導入サポートを行っています。お金を振り込む際は振り込み依頼書を書いて窓口に持って行きますが、依頼書の内容をデータ化する処理が必要となります。この業務には「為替集中発信イメージOCRシステム※2」というシステムが使われていますが、当社がハードからシステムインテグレーションまですべて行って納品しています。そういった営業店の主要業務を支えるソリューションの他にも、現金処理機、ATMなど営業店特有の主要機器、ネットワーク機器やサーバ、PCなど、様々な機器の販売、導入、保守を行っています。

※1 入出金などの勘定処理を行うシステムのこと

※2 為替集中発信イメージOCRシステム 営業店から端末スキャナーまたはFAXによって送られてくる為替の依頼書を、集中センターにてOCR自動認識処理するシステム

他社と比較し、ルウィーブの優位性はどこにあるのでしょうか?

K.SJAは全国を網羅する組織であり、店舗数は膨大ですので、ITベンダーのソリューションサポートは県域ごとに行われているのが特徴です。JAの指定ベンダーになるには、JAの業務に精通しており、ワンストップで支援できることが条件となります。そういう意味で当社は、9都府県のソリューションを請け負っている点が強みになっていると考えています。

S.Y機器やシステムの提供だけでなく、導入から保守・点検も私たち指定ベンダーの重要な役割です。仮にトラブルが起きた場合はすぐにかけつける必要があるため、ルウィーブでは指定ベンダーとなっている県のすべてにサービス拠点を置き、その地域のJAをきめ細やかにサポートしています。

カスタマーエンジニアがいち早く
お客様の声をキャッチ困りごとを即座に解決

皆さんはどのような形でJA向けソリューションに関わっているのでしょうか?

K.Sルウィーブには5つの地域事業所があるのですが、私はそのうちの東北事業所の営業部で営業部長をしています。部下をマネジメントすると同時に、宮城県ではプレーヤーとしても活動。我々が指定ベンダーとしてソリューションの提供や機器の販売・保守を行っています。県内10のJAのほか、県組織の情報センター、中央会など、宮城県内のさまざまなJAグループとアプローチしながら、積極的に営業活動を行っています。

S.Sソフトウェア部門の役割は、パッケージソフトウェアの実装が中心です。JAでは、ゼロベースでシステムを開発するスクラッチ開発よりも、市販のシステムの方がコストと工期を踏まえたお客様の要望にマッチするケースが多いので、ソフトウェア、ハードウェア問わず、メーカーと連携しての仕事が多くなります。

S.Y今は異動になったのですが、埼玉サービスセンター時代は、カスタマーエンジニアとして機器やシステム、サービスの提案や販売、保守を担当していました。JAソリューションに関わるカスタマーエンジニアは、とにかく業務の幅が広くて、たとえばATMなど、業務にまつわるシステムのメンテナンスはもちろん、防犯カメラの取り付けだったり、プリンタートナーなどの消耗品のサポートだったり、お客様からの依頼があれば何でも対応しています。

K.Sカスタマーエンジニアは現場で直接コミュニケーションを取るので、キャッチする情報の鮮度が非常に高いですよね。たとえばコロナ禍では現場の人たちが非接触体温計を欲しがっているという声をカスタマーエンジニアから聞き、システムをつくって機器を導入したケースもありました。

S.Yそうでしたね。他にも、地元の農産物を活かそうという話があって焼き芋機を用意したこともあり、どんなことでも相談いただける身近な存在になっていると感じます。我々にできることであれば、どんな依頼でも前向きに検討します。この幅の広さこそ、我々の仕事のおもしろさだと個人的に思っています。

仕事をしていてやりがいを感じるのはどのような時でしょうか?

S.Yお客様の困りごとを解決するのがカスタマーエンジニアの役割なので、直接「ありがとう」や「助かったよ」といった言葉をいただける瞬間にやりがいを感じます。あと扱う製品がかなり多いので、いろいろな知識が得られるという意味でもやりがいはありますね。

S.S私たちソフトウェア開発の仕事も幅広い提案ができるところは一つのやりがいです。たとえば「出退勤を管理したい」といった身近なニーズにも、随時対応ができる点は手応えがあって楽しいです。そしてもう一つ、為替送金などクリティカルなシステムを担当しているという社会的意義も、やりがいにつながっています。信用事業はいわば社会基盤ですから、「不具合が起きてはいけない」という使命感があり、常に身が引き締まる思いがあります。

K.S私も社会的意義の大きさを挙げたいですね。私は実家が農家で今もJAの組合員なので、昔からJAが地域でどれほど大切な存在かはよく理解しています。ビジネスとして、農業の活性化、地方創生といった社会貢献にも関われるというのは大きなやりがいです。

地方を元気にしたい。
そんな純粋な想いが未来へと向かう原動力

今後、BS事業本部としてどう展開していくのか、ビジョンを教えてください。

S.SまずはJAに元気でいていただくことが第一。JAが元気でなくては、当然、我々の商売自体が成り立たなくなってしまいますから。そのためにはJAの経営課題の分析や業務上の問題点を深くつかむなど、深掘りしていくことが必要だと思っています。その上で、当社らしいサポートで結果を出し、JAも我々も、共に大きく伸びていくのが理想です。また、JAが抱える課題は、同規模の企業でも似た状況だと推察できます。ソリューションをはじめとする我々のリソースを、そういったJAと共通の課題を抱える企業に提供していくことも、これから先の一手だと考えています。

S.Y社内では、カスタマーエンジニアをもっとマルチに活用していくという意見も出ています。たとえば技術もあり、かつ地域密着型でコンサルテーションできる我々であれば、スマート農業に欠かせないIoT機器を自治体と連携して展開することも可能ですし、農業以外でも、転用できる事業はたくさんあるはずです。カスタマーエンジニアはBS事業本部の未来を担う存在だという声も多く、私たちも気合が入っています。

K.SJAは、業務の効率化を目指してデジタル化を推進している真っ只中にあります。ただ、新しいものをどんどん取り入れるのではなく、組合員さんに目線を合わせながら、現場の声に応えられるようなソリューションをどんどん提案していきたいと思います。

今後BS事業本部がさらなる発展を目指すうえで、どのような人材に仲間になってほしいですか?

S.S人間関係を誠実に構築できる人だと思います。つまりチームプレーができる人。部としての生産性がいかに高いかが問われるので、その人がいることでチーム全体のパフォーマンスが上がるような人と一緒に働きたいですね。もちろんそのうえでスキルがあれば尚嬉しいです。ビジネススキル、マネジメント、テクノロジーのどれか1つが秀でていて、かつ残りの2つもゼネラリストとして理解できる、そんな人が仲間になってくれれば未来も明るいと思います。

S.Y私は固定観念にとらわれず、柔軟に物事を考えられる人と一緒に働きたいと考えています。先ほどもお伝えした通り、BS事業本部のカスタマーエンジニアは、一般的なカスタマーエンジニアのイメージとは少し異なり、関わる業務も扱う製品も非常に幅広く、すべてマニュアル通りというわけにはいきません。ただそこが面白さであり、奥深さでもあります。どんな状況においても柔軟に対応し、自分なりのカスタマーエンジニア像を見出していけるような人であれば、きっとこの仕事を楽しめると思います。

K.S過疎化や農家の高齢化など、地域を取り巻く社会課題に関心を持ち、「自分の手で何とかしよう」という使命感を持っている人と一緒に働きたいですね。「自分の生まれ故郷を元気にしたい」そういった純粋な気持ちでいいと思います。あと新しいことに挑戦する場面も多いので、変化を拒まず、チャレンジ精神が旺盛な人も大歓迎。常にアンテナを張って、世の中の課題を解決するアイデアを創出できる思考力と、それをカタチにする行動力。この両方を持った人に仲間になってもらえると心強いですね。

LUWEAVE-ISM 07

JAグループの伴走者として
食と農、地方創生に貢献

── 高い志を胸に抱き、チームワークを大切にしながら自分を磨き、成長していく。そして仕事を通じてお客様と社会に貢献する。対談を通して見えてきた社員達のそんな姿勢は、「ルウィーブ-イズム」と呼ぶにふさわしいもの。そして、社員一人ひとりのルウィーブ-イズムは当社の掲げる5つのクレド(信条)に深く根ざしています。

OUR CREDO

志を高くもち続けることは、簡単なことではありません。情熱的であった志も、本人が気付かないうちに、日々の仕事に忙殺され、少しずつ失われることも少なくありません。何かを達成したら、そこに満足し安住したい気持ちもあるでしょう。しかし、何かを成し遂げたら、本当は次の目的が見えてくるはずです。
「aim」という単語には「照準をあてる」という意味があります。何かを達成したら、次の目標に照準をあてる。「Aiming high」とは、その繰り返しです。
私たちは、つねに高い目標を自ら掲げ、ICT業界の枠を超える独自の価値を創造し、お客さまや社会に貢献します。

「truth」という単語は「真実」を意味します。ビジネスの場面では、競争のステージが変化し、真実の定義が変わる場合もあります。本質を追求し続けることが、ビジネスにおける「真実」です。
本質を追求することは、簡単なことではありません。過去の習慣、上下関係、技術常識などさまざまな慣習の壁に阻まれ、本質が見えなくなる場合がしばしばあります。また、本質を共有するためには、慣習の壁を打ち破る論理や、伝える勇気も必要です。腹を割った議論が必要な場合もあります。
私たちは、慣習の壁にとらわれず、何が大切なのかを感じ、考え抜き、共有することで、つねに本質を追求します。

私たちは、これまでの歴史の中で、社会のニーズを感じ取り、新しい価値を創造し続けてきました。他社が目を付けていなかった事業領域で成功を収め、新しい価値を社会に提供してきました。自由闊達な風土と、リスクを共有する勇気が、それを支えてきました。
「first」という単語は「最初に」を意味します。最初に何かを行うことは、それ自体に意味があります。誰よりも先に考え行動し、最初に何かを成し遂げた者にしか得ることのできない、貴重な価値があります。
私たちは、ニーズを感じ取り、つねに他社に先駆ける価値を創造することで、ICT業界の先駆者として時代を牽引します。

あきらめることは、いつも簡単なことです。あきらめた瞬間に、さまざまな言い訳や慰めの言葉が、自らの「あきらめ」を正当化してくれます。あきらめないことは、困難と勇気を伴います。あきらめないことで、揶揄されることがあるかもしれません。
しかし、なすべきことにこだわり、あきらめないことで、私たちは成長することができます。あきらめないことで、独創的な価値を創造したり、お客さまの期待に応え、さらに期待を超える品質を提供することができます。
私たちは、お客さまをはじめ、相手に与えた期待値を超えるまで、あるいは自らの考えやアイディアが相手に伝わるまでは、決してあきらめず、こだわり抜きます。

「One family」は、私たちが、日本オリベッティとして事業活動を行っていた時代から、私たちの中に永く培われてきた大切な精神の一つです。私たちの先人は、「One family」の精神をもって、あらゆる困難に立ち向かい、新しい価値を創造してきました。その精神はいまでも、私たちの誇りです。
「family」という単語は「家族」を意味します。一つの家族のような強い絆や団結力は、組織としての強い力であり、企業が成長していく糧となり得ます。
私たちは、これからも「One family」の精神を大切に継承し、目的を共有し、助けあい、成長していきます。