金融規制対応ソリューション
Chapter02金融規制に追随する金融機関を
変化し続ける金融規制に対応する
システムソリューションを開発・提供する
Chapter02金融規制に追随する金融機関を
ITソリューションで支援
金融規制に対応する
ITソリューションとは?
金融規制対応のITソリューションがカバーする領域とは、その都度、規制の内容によって変わってくる。
ここでは現在も金融機関による対応が進められている「バーゼルⅢ」を例に挙げ、
大まかではあるが、どのような機能が実装されているかを紹介していく。
バーゼルⅢとは?
国際銀行監督委員会(BIS)が策定した銀行規制の枠組みで、銀行の安定性を高めるための規則。1988年に最初の規制であるバーゼルⅠが策定され、2004年にバーゼルⅡに改定。さらにはリーマンショックをきっかけに、金融危機に対応すべく、最低資本比率の引き上げ、リスク評価の改善、流動性規制、市場リスクへの対策強化などが盛り込まれたバーゼルⅢ最終化が2017年に合意に至り、各国で導入が始まった。
それぞれの規制について簡単に解説すると
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REGULATION自己資本比率規制
自己資本が高いほど、金融機関が追うリスクに対して
強固な基盤を持っていることを示す指標のひとつとなる。 -
REGULATIONリスク算出方法の見直し
銀行間のリスク計測のばらつきを抑制するために
見直しが実施された。 -
REGULATION流動性規制
流動性カバレッジ比率、安定調達比率の最低基準を定めたもの。
過度なレバレッジの抑制や突発的な資金の引き出しに対する強靭性を高めることを
目的としている。自己資本比率の補完的指標として用いられる。